山梨県北杜市にあるサントリーの白州蒸留所に奥さんと行ってきました。
普段飲んでいるウイスキーがどのように作られているのか見学してきましたよ。
八王子から白州蒸留所の最寄駅である小淵沢までは鈍行列車で2時間半。
何回か乗り継ぎ、奥さんと話をしているうちにあっという間に着きました。
今回は蒸留所でその日初めてのお酒を飲む予定でしたが、
我慢できずキオスクで角ハイボール缶を買ってしまいました・・・。
長旅のお供に角ハイボール缶、とても気持ちがいいです。
蒸留所にたどり着いたら5分ほど森の道を歩きます。
この散歩時間がとても気持ちがいいのです。
無数の鳥の鳴き声と、木々の新緑が心を落ち着かせてくれます。
見学開始時間は毎時0分ちょうどなのでそれまで散歩したり、おみやげ売り場をのぞいたりするといいと思います。
ガイドさんに連れられて、工場内に入りました。
まず上の機械がある【仕込】のフロアは「もわ~」っとした甘い香りが充満していました。
でもそれはウイスキーの香りではなくどちらかと言うと「ビール」の香りです。
考えてみたらモルトウイスキーとビールって両方とも大麦が原料なんですよね。
蒸留する前のウイスキーがビールのような香りがするのもうなづけます。
次は【発酵】のフロアです。
巨大な木樽がたくさん置かれていて、これぞまさに工場ですね。
発酵樽をのぞき込んでみるとブクブクと泡だっていました。
ウイスキーには見えませんねぇ・・・。
続きまして【蒸留】のフロアです。
ガラスの向こうに見えるのが蒸留釜「ポットスチル」です。
この釜で1200度もの直火で蒸留されるそうです。
銅製で艶かしい姿・・・近くで見たいですね。
蒸留フロアの近くにはスコットランドの各蒸留所のポットスチルを載せたポスターが貼られていました。
このポスター欲しいです。これを見ているだけでつまみになります。
このあとは敷地内をバスで移動して「リチャー」の見学です。
「リチャー」とは、古い樽を焼き直して、落ちた熟成力を取り戻させる作業です。
樽の内側はウイスキーが染み込んでいるのでよく燃えるそうです。いい香りが漂ってきましたよ。
この後はウイスキーの貯蔵庫を見せていただきましたが、撮影禁止なので写真がありません。
ガイドさんの「貯蔵庫内はウイスキーの香りが強いので、気分が悪くなった方はバスで待機していてください」
との言葉どおり、酔ってしまいそうな香りが充満していました。
貯蔵庫内はひんやりとしていて、時を重ねた樽の醸し出す存在感に圧倒されました。
白州蒸留所が建てられた1973年の樽もありました。
37年も熟成された樽のウイスキーはどんな味がするのでしょうか。
貯蔵庫見学のあとはお待ちかね、試飲の時間です。
最初にいただいた白州10年を使った森香るハイボールも美味しかったですが、
僕がやってみたかった試飲はこれ!白州10年と12年をストレートで飲み比べてみることです。
両方とも、それぞれでは飲んだことがあるのですが飲み比べたことがなかったのです。
10年は青りんごの風味、それからバナナのような甘い風味も感じられました。
対して12年は口に含むと「もわ~」という広がりが強く、10年よりもスモーキーさが強いです。
僕は12年の方が好きだと感じました。
試飲後はレストラン「ホワイトテラス」で昼食をとりました。
奥さんは「ウイスキー樽の紅マス燻製 ちらし寿司」を注文。
ウイスキー樽での燻製・・・楽しみにしていました。期待を裏切らない燻製香に満足です。
僕は「ローストポークのカレー レーズン・ウイスキー風味(10年)」を注文。
ローストポークが乗ったカレーは初めて食べたのですが、すごく美味しいです。
ウイスキーの風味のするレーズンやアーモンドがいいアクセントになっていて何もかもまねしたくなりました。
今回の白州蒸留所での戦利品はこちらです。
テイスティンググラスやロックグラス、ウイスキーを使ったケーキ、チョコ。
もちろんウイスキーも。
いろいろ飲んだ中で一番好きだと感じた白州12年と、
白州蒸留所でしか買えないシリアルナンバー入りの白州も買ってきました。
こんないいお酒を買ったときには、つまみ作りも気合が入ります。
というわけで燻製3点盛りを作りました。
左から時計回りに「いかの燻製」「燻製卵」「かれいの煮付けの燻製」です。
シリアルナンバー入りの白州を軽くひとなめ、それからハイボールにして合わせました。
先日教わった「森香るハイボール」とも合わせました。最高ですね!
最後は白州12年ストレートと「ブランチュール 抹茶ミルク」とのマリアージュ。
白州の個性である「青っぽい香り」と抹茶が見事に合います。
今年の夏は白州と合う料理、デザートを探していきたいと思います。
よかったら皆さんも白州蒸留所に行ってみてくださいね。
白州蒸留所 見学のご案内
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