先日、招待されて山梨県甲斐市にある「サントリー 登美の丘ワイナリー」に行ってきました。
3月、まだ芽吹く前のぶどう畑。
でも近づいてよく見てみると、地面の水分を吸い上げてぶどうの実を実らせる準備をしている樹々たち。尊い生命を感じました。
登美の丘ワイナリーでいちばん標高が高い眺望台へ。
ここからは富士山や甲斐駒ケ岳などの山々や甲府盆地が見渡せます。
さて、この登美の丘ワイナリーですが、ぶどう栽培をするのに理想的な3つの環境に恵まれているのだそうです。
ぶどう栽培に求められる3つの条件 ①雨が少ないこと。
登美の丘はまわりを高い山に囲まれていて雨雲があまり来ないため雨が少ないのだそう。年間降雨量は約1100mm。日本の平均1600mmよりもだいぶ少ないです。
ぶどう栽培に求められる3つの条件 ②日照時間が長いこと。
これは①の雨が少ないに関係がありますが、登美の丘の年間日照時間は約2250時間。日本の平均日照時間1900時間を大きく上回っています。
ぶどう栽培に求められる3つの条件 ③昼夜の寒暖差があること。
標高が高いため昼夜の気温差が10℃以上になる日が多いとのこと。この気温差はぶどうの色づきをよくしたり糖度や酸を高めるのに必要不可欠なのだそうです。
自然に生えてくる植物を綺麗に刈り取ってしまうのではなく共生させるのも登美の丘ワイナリーの大きな特徴です。
そんな登美の丘では赤ワインのぶどうが60%、白ワインのぶどうが40%の割合で育てられています。
主な栽培品種
<赤>
・メルロー
・カベルベ・ソーヴィニヨン
・カベルネ・フラン
・プティ・ヴェルド
・ブラック・クイーン
・マスカット・ベーリーA
<白>
・シャルドネ
・甲州
・リースリング・フォルテ
・リースリング・イタリコ
<中編>に続きます。
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