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イタリア旅行での6泊のうち2泊はソレントのレモン農家に宿泊しました。

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それがこの「Il giardino di Vigliano」(イル・ジャルディーノ・ディ・ヴィリアーノ)です。
アグリツーリズモ(農場宿泊旅行とでも訳しましょうか・・・?)は絶対にしたいと思っていました。
自分の土地で採れたものを振舞ってくれて、農家の人や他の宿泊客とおしゃべりをする・・・
普通のホテルでは体験できないことです。
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泊まった宿はツタが絡まる石造りの素敵な家でした。

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部屋は白を基調に木製の調度品が置かれた落ち着ける部屋。
こんな部屋に泊まってみたかったんです。そして自分の家もこんな風にしたいですね。

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部屋の窓からは囲われたレモンの木と真っ青な美しいナポリ湾、それからうっすらとヴェスーヴィオ火山が見えます。
ヴェスーヴィオ火山は西暦79年に噴火して一昼夜にしてポンペイの街を火山灰で埋め尽くしました。
18世紀になって発掘されて今も尚、当時のままの街の姿を見られるのが、有名なポンペイ遺跡です。

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晩御飯まで少し時間があったので宿にいた猫と遊んだり(全部で5匹いたんです。)、あたりを散策したりしました。あたりまえですがレモンがたくさんなっていましたよ。

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オリーブの実やいちじくもなっていました。海辺にはベンチが置かれていてゆっくりとした時間を感じることができました。




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さて晩御飯の時間になりました。
宿の1階にあるダイニングで他の宿泊客の方と一緒に食べます。
この日は何と3組中3組が日本人でした。こんなことは珍しいようです。
東京から来た僕たち夫婦と、同じく東京からのご夫婦と、
これまた同じく東京からの女性3人組(あ、おひとりは海老名でしたね?)
日本語を聞くと安心しますね・・・。

まずはワインで乾杯。

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白はカンパーニャ州の土着品種「ファランギーナ」の「POMPEIANO BIANCO」

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赤はこれまたカンパーニャ州の土着品種「アリアニコ」と
「ピエディロッソ」を使った「POMPEIANO ROSSO」

僕と奥さんはこの「POMPEIANO BIANCO」をすごく気に入りました。



まずは前菜1品目から。
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「Antipasto Misto」(前菜の盛り合わせ)です。
左上から豚の首のサラミ「Coppa」、イタリアで一般的に流通している「Salami Milano」。
それからズッキーニをピクルスのように酸っぱく味付けしたもの、それから「Pane」(パン)です。
僕はイタリアのサラミが大大大好物なので非常に嬉しいです。



前菜2品目、
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「Alici Marinate」(いわしのマリネ)です。
僕の好物が続きます。いわしとオイルをパンに乗せて食べました。
白ワインがすすみますね・・・。



パスタ料理に移ります。
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「Linguine al Pomodoro」(トマトを使ったリングイネ)です。
ちょっと太くて平べったいパスタです。
日本でも食べたことがあるパスタですが、なぜでしょう・・・、ものすごくおいしかったんです。
茹で加減?塩加減?具はトマトだけなのに感動的な味でした。



本日のメイン料理です。
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「Salsiccia e provola」(チーズの入ったサルシッチャ)です。
ちょっとこの料理の名前に関しては自信がないです。というのは料理名はすべて食べ終わった後に、
食後酒(この後、登場します)を飲んで気持ちよくなっているときに作った人に聞いたので、
メモに走り書きしか残っていないんです。
おぼろげに「Ambrughello」と書かれているのでこれが料理名でその説明として
「Salsiccia e provola」(肉団子とプロヴォーラチーズで作ったよ)と言ったのかもしれません・・・。

それはさておき、この料理は荒く刻んだ豚肉にローズマリーとオレガノをよく効かせてあり、
そこに「Provola」(プロヴォーラ=イタリア南部特産の水牛や牛の乳を使ったチーズ)を角切りに切って
肉に混ぜてハンバーグのような形にして焼いたものです。
レモンをたっぷりかけたレタスと、玉ねぎとトマトとすべて一緒に食べると最高!

たとえば「肉料理=赤ワイン」というような図式がありますが、この料理は完全に白ワインが合いますね。



食後のデザートは
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「Macedonia」(マチェドニア)です。角切りの果物と果汁を合わせたデザートです。
入っているのは、
「mela」=林檎、
「melone」=すいか(すいかを意味するcocomeroやanguriaという単語もありますがアグリのルイージはmeloneと言っていました。
「pesca」=もも、

それから
「Succo d'arancia」=オレンジジュース、
Succo di limone=レモンジュース
が入っています。あと他にも入っていたような・・・。分かりません。

酔っているときにはこういう素朴な果実の味って嬉しいです。



しかし、まだまだ宴は終わりません。
レモン農家に来たからには飲まなくちゃ・・・そう「limoncello」が飲みたいんです!
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南イタリアの、特にこのアグリがある「ソレント」や、「アマルフィ」「カプリ島」の特産のお酒リモンチェッロ。
元々はソレント地方の各家庭で作られていただけのただの「地酒」だったのが
今では世界的に有名な食後酒になっているようです。事実、日本でも有名ですよね。
(ちなみに去年、我が家でも作りました。→こちら)
そんなリモンチェッロの発祥の地で飲んでみたかったんです。

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 冷凍庫でキンキンに冷やされたリモンチェッロを専用のグラスに注いでいきます。もちろんストレートですよ。ちなみに見た目にそぐわず30度あります。

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うちの奥さんがすぐに飲み干してしまって隣りの日本人夫婦のご主人におかわりをついでもらっています・・・。



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 みんなが気持ちよく酔っているときに、お土産コーナーに置いてあった「リモンチェッロのグラッパ」は飲めないのかなぁ・・・という話になりました。
 グラッパとはワインをつくるときにできた搾りかすを蒸留してつくるお酒です。
 そのグラッパにさらにレモンの皮を漬け込む・・・確かにどんな味がするのか飲んでみたい・・・ 
 誰かがキッチンにいるルイージ(このアグリの息子さん、この日の料理を作ってくれました。)に飲んでもいいか聞いてこようということになったとき、間髪入れずにうちの奥さんが「私、聞いてきます」とグラッパを持って行ってしまいました。
 恐るべし行動力・・・いつもはシャイなのに・・・お酒が絡むとアクティブなんですね。

 キッチンで奥さんはグラッパを指しながら「Che cosa?」(これは何?)、「I wanna try!」(試してみたい)とたどたどしいイタリア語と英語で言うと、ルイージは笑顔で「OK~!」と言い、みんながいる場に冷えたグラッパを持って来てくれました。太っ腹~!
 グラッパは40度とリモンチェッロよりも更に度数が高くすぐに体が熱くなります。グラッパは独特のにおいがあるのでリモンチェッロよりは好き嫌いが分かれると思います。僕は好きです。
 
 こうして、楽しい1日めの宴は終わりました。


 ちなみにこのアグリは2009年5月16日に放送された『弾丸トラベラー』で平子理沙さん(吉田栄作さんの奥さん!)が泊まったアグリです。放送を見ていた方いらっしゃいますか?放送の中で「ジカンニカギリガアリマス」とちょっとカタコトで言ったり、一緒に青の洞窟に行ったりした人がこの日、料理を作ってくれた「ルイージ」です。
 この放送をビデオに録ってあるので、帰国してからも何度も見返して楽しかったアグリの日々を思い出しています。

・『弾丸トラベラー』の公式サイトの当該記事→こちら
・平子理沙さんのブログの帰国後の記事→こちら
・平子理沙さんのブログの放送終了後の記事→こちら